小並感読感① 勝負論 ウメハラの流儀
お久しぶりです
おすすめアニメの話や、おすすめチョコレート、おすすめ漫画の話でブログを書こうと思っていましたが、あまりにも面白くなかったので、最近読んだ本の感想書いてみました
第1回は小学館新書「勝負論 ウメハラの流儀」です
第1回と言っているだけで、おそらく続かないような気もします
超超超有名な格ゲープレイヤー ウメハラさんの本ですね
この本と迷いました
もしくは包茎や童貞に関する本の感想を書こうと思いましたが、いいのが見つからなかったので、いい本を知っている人がいたら教えてください。
※深夜にバーっと書いた文章なので変なとこあったらごめんなさい
①DMのCSラッシュが来た
初夏からお盆にかけて、DMは夏のCSラッシュ時期になりました
しかし、僕はCSに一切出ませんでした
理由としてはDMを回していないし環境を把握しきれていないところがあったので勝てないと思った、そもそもCSに行っても仲良い人がいない、てかCSの存在を忘れていた
という理由が挙げられます
初夏からのCSの結果を見ていると、結構とがった構築(黒単とか白黒ハンデスとか赤黒モルトとか)の入賞が目立っていると思いました
しかしチーム戦の結果でその傾向が多かったので、まぁチームだし何かを捨てて他のすべてに特化したようなデッキも成り立つし、まぁそうだよねという感じです
というわけで色々な結果を見ていたら、とりあえずはシュゲ墓地刃牙の三竦みが基本的になっていることがわかりました
そしてその関係にキューブが多大な影響を及ぼし、更に速攻とか黒単とかのハンデスも充分に敵になっている感じですね
で、ここまで調べて、環境を把握したぞ と思う
次は何をするか? 入賞した人の構築の中で、気になった人のをパクる
そしてそれを使ってvaultとかリアルで回したりする
で 終わり
これはつよい(確信) と思って終わり
自分の最近のDMスタイルを見直してみた結果、このようなスタンスを取っていることが確認できました
えっ?と思いますよね パクって終わりなら何のためにDMやってるのって感じですよね
でも意外にこういう人いたりするんじゃないでしょうか
(根拠はないです)
②パクリプレイヤー
そういうわけで僕はパクリプレイヤーです
「面白い構築、強そうな構築をするには、まずは他の人のを参考にしよう」と聞こえのいいことを言って
パクった構築を超えるような努力をせず、そのままパクった構築を使うのが僕です
人の構築を丸パクリする ここまでは良いでしょう
しかし、なぜこのカードが採用されているのか、されていないのか
どのデッキに勝てることを意識して組んだのか
自分ならどうデッキを変えるか など
考えるべきところはたくさんあるんですね
人のデッキを見たり回したりすることで得られるものはとても多いです
しかし逆に、その本当の強さもわかっていないまま
「環境的に~~が多いから刃牙を使おう で、刃牙は○○CSで優勝した人の構築を使えばいいか」
みたいな感じで思考停止し、強いレシピをただ使う
もちろん数枚は差し替えてプレイしますが、基本的なところは自分の考えたところではありません
これでは、そのデッキが強いだけで、デッキを使うのではなくむしろデッキに使われている
殿堂入りや新しいデッキの台頭で、その人からそのデッキが奪われた時、ただパクって回していた人は次のデッキをパクりにいきます
しかし、そのデッキから何かを得た人は、その何かから新しい方針を考えることができます
ウメハラ氏
「パクっていることを恥じよ、というよりも、そうすることで自分の思考が阻害され、知識が入らなくなり、成長が止まることを恐れたほうがいい。
わかった気になれないから、恥をかかないように借り物で取り繕う。その結果、ますます物事を理解できなくなってしまうという悪循環なのだ。そんな人が新しい価値を生み出すことは絶対に不可能だ。」
③負けたくない
突然ですが、僕は負けるのがすごい嫌いです
vault大会で1回戦負けするだけで
心臓がドキドキなって胃がすごい気持ち悪くなって気分悪くなります
だから負けるのはすごい嫌いです
でも、自分の最近の動向を見てみると、負けるのは必然みたいなものでした
なぜ負けたのか(あるいは、なぜ勝てたのか) 自分の試合を分析する
僕はその反省をいつも適当に済ましていました
ブースト引けなかったから負けた、相手がトップでシュゲ引いたから負けた、ノートリだったから負けた、ミラクルロマネヴィル覇されたから負けた
試合履歴を見て、その試合の何が悪かったのか見ても、考えるのはそんなもんです
例えばこっち刃牙 相手キューブ
相手先行でミラクルキューブナインの動きで、こっちは初動はミスらなかったけどナイン出てきてグダって負け みたいな試合があったとします
【相手先行キューブからナイン出てきて負けた。こっち初動ブーストミスらなかったけど、相手キューブの捲り強かったし負けた。】
みたいな風にしか考えません
(この試合は頭の中で考えた仮想の試合で、僕が実際にあったような試合ではありません
なのでキューブナインされても刃牙余裕で勝つでしょみたいなことはちょっとわかんないので
もしキューブナインされても刃牙余裕で勝つならごめんなさい)
でも、もう少し分析すると、こう言う風に考えられるかもしれません
【とりあえず一番大きな原因は最速キューブからナイン出てきたことかな
ナインで止まった間にマナ伸ばされて特に何もできず死亡したし
相手の捲り、とりあえず強かったとして、では自分の構築は正しいのか?
というか、キューブ相手にするんだからこんな捲りは強くなくて、普通。
CS出たらキューブ連戦する可能性高いんだから、相手の普通の回りで何もできず負けるのなら、構築、デッキ選択に問題があると考えた方がいいな
パクリオ増やしたり、黒型にしてロスマイとかロスソ取っていっそのこと同系も厚くするというのはどうだろう
それか別のデッキ使うか、キューブの理解度が足りないからキューブを回してきついデッキを探したりするのもいいかな】
僕はこんな風に考えたことが(あまり)ないです なぜなら一回負けたら気分悪くなるので、負けを引きずりたくないと思って試合の反省を深くしないからです
しかし後者の方を見ていると、最初の「あいて捲りつよい 負け」よりも、色々な選択肢を考えられますね
ツイッターで、「HOT DECK載った」 とか 「vaultで10連勝中」とか呟きをたまに見かけますが
僕はその呟きを見ると、当然うらやましい、と思います
勝つことはかっこいいし、気持ちいいです 負けることは気分悪いです
でも、HOT DECK載せた人も、いつも勝ってるわけではありません 負けたりして色々と考えた結果、強いデッキ、強いプレイにありつけた というのが大体だと思います
負けることに過剰になりすぎて、負けることで見られる風景を見ず、
人の構築を思考停止して使い、人が強いと言ったデッキを選択し、人がこうだと言った環境を何も考えずに信じる
それは、その環境では、通用するかもしれません
でも、その環境が終わると、0からスタートになります
その時、人の受け売りでプレイし、勝利した僕と
自分で考え、その結果失敗してしまったけど、得るものはあった人
勝利した僕の0と、失敗した人の0は スタート地点にして差が開いています
たとえ、人から言われたことが、それを信じて戦えば99%勝てるというような、超正しいことだったとしても
なぜ強いのか なぜ99%勝てるのか とか 考えられる箇所はあるんですね
だから、自分でそれを疑い、他の選択も試すべきだと感じたなら試すべきで、それでも結局人から言われたことが正しかったなら、最初と同じ戦法に戻ることになります
これは一見回り道に見えますね
でも、回り道した人は、回り道した分のチカラがついています
ウメハラ氏は、この回り道をすることは無駄ではないと説いています
例として定石やセオリーを学ぶ基礎固めの段階を効率よく抜け出した人と、そうでない人の違いをこう語っています
「セオリーや定石の段階をクレバーに、短期間で効率よく抜け出した人は、実はその後も、直線的な、延長線上の世界でしか動けない。もっと世界は拡大しているのに、使ってもいいフィールドは広がっているのに、生かし切れないのだ。
一方で、さんざん常識やセオリーにいちゃもんをつけ、時間をかけて定石を学んだ人は、抜け出した後のバリエーションが圧倒的に違う。縦横無尽に遊び、好き勝手に活躍できる。結果として、誰も知らなかった勝ち、誰も目にしたことのないスーパープレーを生み出せるのだ。」
~
中略
~
「ある段階で、定石の学習に向いていないことなど、あとあとの世界の広がり方を考えればほとんどどうでもいいことであって、むしろ自分のオリジナリティを生み出す種である。そして、セオリーや常識などは、しょせん定石でしかない。時間をかける覚悟さえあれば、努力でどうにでもなってしまうのだ。」
そして、
「ある勝負をする。もちろん勝ちを目指すけれど、その時点でやるべきことをできていれば、結果は問わない。
すると、勝っても負けても必ず得るものがある。成長できる。」
僕は、負けることを過剰に嫌がっていました
しかしウメハラ氏は「やるべきことをできていれば、結果は問わない」ということを、僕に教えてくれました
それは、「負け」でも次につなげるものがあれば良し、逆に「勝ち」でも偶然拾った勝ちで次につなげるものはないということなら駄目 とする考え方です
そんなことは今まで考えたことがありませんでした。僕は勝ち負けに対して、表面的な結果にこだわりすぎていたみたいです
④勝つということ
ここまででウメハラ氏の言葉を2か所引用させてもらったのですが、そこで出てくるワードが「成長」というものです
この本の一つのテーマとして、
「なぜ勝ち続けることが大切なのか?勝ち続けることの本質は何か?」
というものがあります
このテーマについて、ウメハラ氏は
「勝ち続けることと、100戦100勝であることは違う」
「勝負をする以上、基本的には勝つことを目指すし、勝ちにはある程度こだわっていきたい。しかし本当は、他人に勝つことではなく、成長することが勝利である」
と書いています
世界の舞台で戦うプロプレイヤーが、勝ちという結果が絶対的な勝ちではないと言い切っていることに、僕は少なからず驚きました
それもそのはずで、勝っても負けても成長することができれば、結果的には強くなれるからですね
また、勝ったのに成長を妨げてしまうこともあります
それは勝負に勝ったけど、もしかすると運が良くてたまたま勝っただけかもしれないのに、それを自分の実力だと思ってしまい、その後の努力を怠ってしまう というものです
この場合はまさに「試合に勝って勝負に負ける」という意味合いになるのではないでしょうか
⑤小学生並の感想
勝ち負けに過剰にとらわれず、まずは基礎から固めていくこと
そのために負けてしまったとしても、自分に得るものがあればそれは勝利であること(成長)
負けから得るものは多いが、自分の観点を持って反省・分析しないと成長にはつながらないこと
これらを忘れないようにしようと思いました(コナミ)
他にも書くべきことはたくさんあると思いますが
全部書くととんでもない量になるし、自分で本を読んでみるとグッとくるところが絶対あると思うので、興味のある人は買いましょう